ペンネーム |
タイトル |
あらすじ |
コメント |
aarii・∞ |
勇者にツッこめ!!! |
お笑いに命をかける少年・笑は、実は異世界の伝説の勇者だった。勇者としていきなり魔物と戦うハメになった笑だが…。 |
勇者がお笑い芸人というアイデアは悪くないのですが、肝心のお笑い部分がまったく笑えないので、アイデア倒れに終わっています。ギャグの質の問題をおいておいたとしても、「今から笑わせますよ」と予告してからネタを披露しても、たいがいスベってしまうと思いますので、もう少しひねった設定が必要だと思います。 |
青木フロンティア |
もっさり系ヒーロー板里ちゃん |
おかしな女の子・板里トマトが転校してきたクラスで起こる大騒動コメディ。 |
突拍子もないキャラが変なことをするだけの展開で、主人公を好きになる余地を与えてくれませんでした。こういうキャラには大きな野望と、それに全く伴わない小さな実力を持たせてあげるといいかも。絵柄はかわいいので磨けばもっと光るでしょう。 |
蒼樹正文 |
大EDO武闘伝 |
父とともに諸国を回って各地の「武闘大会」で修行している大和は、ある国で蛇儡と呼ばれる邪悪な集団に出くわす。 |
少年誌らしいまっすぐな主人公には好感が持てますし、設定やプロットもある程度しっかりしているので、破綻の無い物語構成になっています。ただ、飛びぬけた魅力がどこかにあるかと言うと難しく、特に主人公は勢いのあるセリフを吐いたりもするのですが、キャラとしては結果的に父親のキャラより印象が薄くなってしまっています。キャラでもストーリーでもバトルの見せ方でもいいので、どこかひとつ突き抜けたものがほしいです。 |
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佳作 |
佳作 |
秋島O太郎 |
発明奇人 |
マッドサイエンティスト・アフロはかせを訪ねたイライジャが巻き込まれるドタバタ劇。 |
ギャグをどんどん詰め込んでいくテンションの高さはよかったですが、いかんせんギャグの打率が低かったです。キャラクターで笑わせるのか、絵で笑わせるのか、大きな仕掛けで笑わせるのか。もう少し絞り込んで、繰り返しのおかしさなども入れたほうが、面白くなったのかもしれません。 |
秋田大輔 |
マホウのすゝめ |
祖父が校長をつとめる魔法学校にやってきた少女・シルビィは、3人の仲間と共に入学試験に挑む。ファンタジー4コマ |
4人の少女はかわいらしいのですが、キャラクターがあまり明確に分かれていないのは勿体無いです。それぞれの個性を生かしたネタがもっとあるとよかったのではないでしょうか。画力の更なる向上にも期待します。 |
秋葉絵美 |
GRAND GUIGNOL |
国を失った王女が、心を持つ人形の戦士を操り、魔法使いを倒すために戦う。 |
過酷な運命を背負いながらもひょうひょうとしている王女のキャラクターは面白く、操り人形のバトルという難しい絵にチャレンジした姿勢も買います。バトルの一番のキモは、主人公が何のためにどれだけの強い覚悟で戦っているかがポイント。雑魚と戦って勝つだけでは、キャラの魅力が出しにくいです。絵柄は悪くは無いですが、やや平坦。背景とキャラの線の使い分け、トーンの使い方などをもっと効果的にするとよいと思います。 |
安次富道義 |
ミニッツ・デリバリー |
おいしいピザを世界中の人々に届けたい、という夢を持つ主人公。偶然出会った少女と協力して、テロ集団に立ち向かう。 |
夢に向かってまっすぐに突き進む、気持ちの良い主人公です。ただ、そんな彼が活躍する場として、この物語と設定が本当に最適だったのでしょうか。せっかくの夢に対する意志の強さが、空回りしてしまっているという印象を受けてしまいました。 |
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奨励賞 |
奨励賞 |
アニィたかはし |
蒸気甲冑 |
蒸気で動く甲冑によるSF戦国時代モノ。 |
デザイン、アイデアはいろいろと楽しいのですが、アクションなのかコメディなのかよく分からないまま終わってしまいました。8Pという短いページだったら、もっとコメディを中心に描いた方がよかったと思います。 |
アニィたかはし |
負けるな石動 |
おかしな博士にもらったテレパシー犬との日常を描く4コマギャグ。 |
独自の言語センスを感じますが、少年誌の読者には難しいと思います。言葉に頼りすぎの印象です。いじめられっ子という設定も生かされておらず、ヒロインを出すよりは、いじめっ子との対決に犬が割り込んでくるようなドタバタにしたほうがよかったかもしれません。 |
アニィたかはし |
頑張れ!石動ユー太 |
主人公の少年と、テレパシーで通信する犬が語り合う4コマ漫画。 |
いじめ問題をとりあげるなど、社会派の姿勢は評価できますが、全体的にセリフが多く、それらがほとんど言いっ放しであるため、説教臭くなってしまっているのは気になります。ただ、伝えたい事をそのまま書くだけでなく、言いたいことを伝えられる最も効果的な方法は何か、考え直してみるといいのではないでしょうか。 |
天駆児渉 |
カクレンボ |
仲良し3人組みが学校で七不思議のひとつ「カクレンボ」をしてしまう、というホラー。 |
ホラーは何よりも「怖い」ことが最優先。雰囲気を作ろうとしている姿勢は見えますが、絵の技術が不足しているため、何が起こっているかがよくわかりませんでした。カメラの位置が人物に近すぎるのでアップの絵が多く、もう少し状況がわかるような絵を描くと伝わりやすいと思います。とにかく絵の練習を徹底しましょう。 |
天駆児渉 |
刀魂 |
徳川幕府時代に最強とうたわれた人斬り・鬼神が明治の世に復活した。鬼神を倒すために眼帯に義手の男が現れる。実はこの男こそが徳川幕府時代に鬼神と呼ばれた男で、現在の鬼神はニセモノだった。 |
漫画が人物のアップで構成されているので、何が起きているのか把握しづらい作品でした。場面が変わったり、全体を見せないといけない場合は、思い切って引いた絵を使いましょう。 |
天戸カイト |
カサカサ!!G魂 |
ゴキブリ達が、縄張りと自らのプライドを賭けて、家主である人間との勝負に挑む。 |
ゴキブリにも人間らしい夢や熱さがあったら、という発想は面白いと思います。ただ、普段のイメージが汚くて気持ち悪いものであるだけに、もっと可愛らしく愛嬌のあるデザインにしてほしかったです。また、ゴキブリたちの勝負についても、ルールが複雑すぎて、その面白さがイマイチわかりづらいところがありました。 |
洗切直樹 |
メサイア |
メサイアと呼ばれる戦士と悪魔の対決を描いたアクションバトル。 |
好感の持てるキャラクター、センスを感じる絵柄、コンパクトにまとめられた展開など、作品のレベルは高いと思います。ただ、いずれもどこかで見たことがある印象がぬぐえません。作者ならではの武器(オリジナリティー)を見つけてください。次回作を期待します。 |
あらこんぐ |
ヘアーコンプレックサーけんた |
胸毛どころかアソコの毛もない、毛の薄さがコンプレックスの少年・けんたの前に、妖精・夏みかんが現れる。けんたは、夏みかんに悩みを解決してもらおうとするが…。 |
絵に、とぼけたかわいらしさがあります。「毛が無い」というのは、共感できる悩みではあるものの、わりと小さい悩みなので、話に広がりが少なくなってしまっていると思います。無理に長くせず、もっと短いページで、たとえばコンプレックスがもとで主人公が暴れまわるなど、ハチャメチャな感じにまとめると良かったのではないかと思います。 |
飯郷真輝 |
友達いっぱいフレン部 |
人と話すのが苦手で友達のいないタクヤが入ったのは、友達の輪を広げる部「フレン部」だった。しかし、そこには部長のユウだけしかいなかった。しかもどうやらユウには友達がいないらしく……。 |
「友達を作るために変な部長に振り回される」という笑いを生み出す基本形はできており、ネタも笑える所があります。ただ、同じような傾向のネタばかりではさすがに飽きてしまうので、もう少し笑いの種類がほしいところです。絵柄は見やすく、まだまだ上手くなっていきそうなので、次回作に期待します。 |
飯郷真輝 |
グレート軍曹鬼山 |
学校をサボってゲーセン三昧の主人公。そんな彼が、突如現れた謎の軍曹に叱られ、猛特訓を課されることに。 |
20ページのギャグ漫画。小ネタには力が入っているものの、肝心の軍曹があまり印象に残りませんでした。普段の言動や独自の特訓法など、彼ならではの個性(=笑わせどころ)について、もっと工夫してほしかったです。画力もさらに上げていってください。 |
井浦莉沙 |
Strong Belief |
政略結婚を毛嫌いするお姫様。婿候補の人となりを見極めるため、男装して嫁ぎ先に潜入する。 |
表情の喜怒哀楽をはっきり描こうという意識を感じました。その分、各キャラクターの心情がわかりやすく伝わってきて良かったです。しかし、ストーリーにもっと工夫が欲しいと思います。婿候補である少年について、普段と正念場で見せる行動のギャップが少ないので、頑なに心を閉ざしていた少女とのドラマが浅く見えてしまいました。 |
イカとタコ |
とびだせ!?ネコ番長! |
主人公達の前にいきなりしゃべるネコが現れ、「ともに戦ってくれ」と言う。かと思えば街中にピーマン悪代官が出現、どんどんおかしな展開に。 |
激しいテンポでギャグが繰り出されていくが、それに乗って読んでいくと楽しめます。細かいくすぐりも上手く、かなりのギャグセンスを感じますが、入り込めない人には入り込めない作品になっているのも確か。ギャグ作品がある程度読者を選んでしまうのは仕方の無いことですが、この作品の場合、いきなりギアを全開にせず、例えばピーマン悪代官が出てくる前に、もう少しキャラクターでコメディシーンを見せておくなどすれば、もっと間口が広がったような気がします。絵は非常に達者で魅力的なので、純粋なギャグ以外の作品も見てみたいです。 |
生田修太郎 |
シンデレラ・ワルツ |
パン職人のトイと、気が強い娘・アッシュは幼馴染。ある日突然、アッシュが王子に見初められ、妻に娶られてしまう。トイはアッシュと王子のためにパンを届けようと城に出向くが、王子を狙う賊だと勘違いされ……。 |
なぜパン屋がパンで兵士に勝てるのかなどの疑問はありますが、それを補って余りあるほどキャラクターが活き活きと描かれていて気持ち良く読めました。ただ、気の強いアッシュがトイに告白する所や、トイとアッシュの心が通い合う所が早く、ラストでふたりがやっと一緒になれた気持ちよさが半減したのは惜しいです。絵柄に中間色を増やすともう少し見やすい画面になると思います。 |
石川泰徳 |
ブレイブギルド |
勇者を目指す少年2人の物語。 |
背景、小道具など丁寧に描かれてはいるのですが、主人公が誰なのか、また、コメディなのかドラマなのか分かりにくい作品でした。まずは、読者に何を楽しんでもらいたいのかを明確にした作品作りを目指してください。 |
井島諒介 |
HEAVEN |
死後の世界で幼なじみの少女と再会した主人公。生き返って弟に会いたいという彼女の願いを叶えるため、神様が課した試練に挑む。 |
人物(特に表情)を丁寧に描こうという姿勢は感じられましたが、背景の描き込みの少なさが気になりました。現代日本といかに異なる世界なのかを描くことで、キャラクターの置かれた環境や、そこから脱出したいというヒロインの気持ちをより印象付けることができたと思います。 |
弩 |
マン! |
棒人間たちが主人公の4コマ漫画。 |
実験的過ぎて、何が面白いのかよくわかりませんでした。よほどの大ネタを思いついたのでなければ、このような挑戦をする必要はないのではないでしょうか。 |
和泉咲江 |
爆睡ファイター夢路草太 |
いじめられっ子の夢路草太は、そのストレスを、睡眠中に暴れまわることで発散していたが、本人はそのことに気付いていない。 |
絵も上手いですし、「激辛」というキーワードの使い方や、語り口のテンポのよさなど、漫画を描くセンスが非常に感じられます。睡眠時と覚醒時の主人公のキャラの落差も上手く描けていて、睡眠時に無意識に暴れてしまうという設定を、無理なく説明できています。ただ、読後感がいまひとつでした。その理由は、結局主人公が抱えている問題が根本的には何一つ解決されなかったことにあると思われます。最終的に「睡眠状態」で敵を倒して、目を覚ますと強者としてまつり上げられていたという状態は、決して主人公にとって望ましい状態ではないですし、唯一の味方だった女の子にも最終的には裏切られるような格好になっています。ひとつのコメディとして、一貫して悲惨なキャラを描く、という狙いだったのかもしれませんが、物語の最初より主人公の置かれている立場がもっと悪いものになるというのは、読んでいて悲しすぎます。少なくとも何かひとつ「成長」や「救い」がほしかったです。そこがあれば、ドラマはもっと深みのあるものになりますし、キャラクターにももっと感情移入して読める作品になったと思います。 |
井手神拓美 |
葉隠忍軍頭領育成の計!! |
何をやってもダメな少年・義経の前に突然現れた3人の忍者。なんと義経は葉隠忍軍の頭領の血を引いていた。カワイイくのいち・月読を含む3人とともに、彼は頭領を目指し修行をはじめるが…。 |
独特のバカらしさ、良い意味でのしょうもなさがあり、面白く読めました。後半、戦う理由が若干わかりにくくなってしまったのはもったいなかったです。もういじめられたくない、という思いなのか、下心なのか、もう少しはっきりさせると、よかったのではないでしょうか。また、線がとても細いのが気になりました。弱々しい印象も受けてしまうので、もっと力強い線で描いてほしいです。 |
伊藤弱中強 |
くだけて下さい |
謎のUFOによって強化スーツを与えられた女子高生が、次々に襲来する宇宙人と戦っていく。 |
親しみやすい絵柄で、女の子を可愛く描けていました。ただ、ネタの見せ方があっさりし過ぎていて、ギャグとしては物足りないと思います。いきなり与えられた強化スーツの性能や、宇宙人の特徴など、もっとアイデアを盛り込んでほしかったところ。 |
伊藤秀哉 |
UNTED |
ゾンビの体に改造され不死身になったテッド。テッドの体を改造したミアをパートナーに、元の体を取り戻すために、同じく改造された肉体を持つ悪者たちを倒す旅をする。 |
主人公がゾンビであるという設定をバトルやストーリーに活かしきれていないのが残念です。また、自分を改造した張本人がパートナーであるのに、普通に接している主人公たちの行動にも疑問が残りました。設定を元に、キャラクターやストーリーをもっと練りこんだ方が良いでしょう。 |
伊東歳三 |
エディ・クリフ |
自分の父親を殺した圭花が町に帰ってきた。そうとは知らないエディがとった行動は…? |
登場人物が多く、過去と現在が交差する物語なので、読みづらい話になってしまいました。加えて、極端に大きなフキダシや顔アップばかりのアングルなど、マンガを描くことにまだ慣れていない印象を受けます。まずは基本から。デッサンの練習も必要です。 |
井ノ上惠三 |
ボーダーガード |
宇宙人の侵略を防ぐため、女子高校生の主人公が強化スーツを身にまとって戦う。 |
強化スーツを与えられるまでの設定に独創性を感じました。ただ、それ以外はまだ借り物という印象。敵の造形やバトルの駆け引きなど、さらなる工夫がほしいところです。 |
岩本ユキ |
ビーナス・バード |
学校で孤立し、自殺願望のある空里。大勢の命を奪ったつらい過去を直視している拓真と出会うことで、空里の心に変化が…。 |
凧で空を飛ぶことの理屈を、自分の言葉で説明しきったことで物語に引き込まれました。山場の空を飛ぶシーンに向けての期待感をあおられます。半面、空里と拓真の会話が多すぎるのは問題です。どちらもトラウマを抱えているキャラのため内省的なセリフが多く、とても読みにくくなってしまいました。少女マンガ的な絵柄も空への情熱を描くには不向きで、改良課題といえるでしょう。 |
魚住仁礼 |
神様少年 |
タロット占いをしていた少年が神の力を借り、悪魔と対決するアクション漫画。 |
51ページ、最後まで手を抜くことなく描ききった点は作者の熱意を感じました。しかし、その熱い想いが読者にプレッシャーを与えてしまっています。セリフ量、コマ数、画面構成、すべてが詰め込みすぎで、アップも多いため、何が起こっているのか分かりにくかったです。読者によって読み方は色々ありますが、“漫画はエンターテインメント”という点を重視した作品作りを目指してください。 |
雨月透花 |
ヤンキー兄弟 |
仲の悪いヤンキーの兄弟が、無理をして仲良くしようとするショートギャグ。 |
バカバカしい設定を最後まで高いテンションで描いたことは評価します。しかし、「せんべいを取り合う」という状況を普通に描いただけで、それを笑いにできていないように思います。もっと大胆に突き抜けた展開を期待します。 |
渦屋門前 |
unknown your law |
武闘大会(?)に出場したジャックだが幼馴染で今はライバルのエースに勝てない。ジャックは大会で圧倒的な強さを見せたクイーンに教えを請う。 |
テーマがはっきりとしていて、キャラクターの気持ちを追っていけるので読みやすかったし、読後感もさわやかでよかったです。線の荒さのせいか絵が雑に見えてしまうのが残念。コマ割りも、工夫しようとしているのは伝わってくるのですが、やや画面を複雑にしてしまっている印象。全体的に見づらい画面構成になってしまっているので、構図、コマ割り、フキダシの位置など、もう一度見直してみてください。 |
宇多真海 |
ブタ山君 |
デブの大山は、自分に優しくしてくれた美咲のために、美化委員として給食の食べ残しを食べていた。しかし、ぶくぶく太っていく大山を心配する兄のノブオは、大山を痩せさせようとするが……。 |
他人の食べ残しを食べていくという最初の設定で、主人公の気持ちで読んでいくのが難しくなりました。主人公が努力して変わっていこうとするお話なので、彼を応援できないというのは厳しいです。ただ、作者が楽しそうに描いており、作品全体から楽しげな雰囲気が出ているのは良い所だと思います。 |
内山良治 |
バズー家族 |
我が家は変な家族ばかり。自分の部屋を一歩出れば、そこは灼熱の球場のごとき戦場で…。 |
家族全員のキャラクターを立てようとした意欲は買います。ただし、主人公が何をしたいかわからないのは大問題。家族のキャラ紹介をしただけで終わってしまいました。 |
内山良治 |
グレート・クレイジージャーニー |
探検家みたいな転校生が教室で珍騒動を巻き起こすギャグ。 |
キャラのアイデアは悪くないと思いますが、あまり笑いまでつながっていませんでした。後半がしゃべりだけになってしまったのもその要因かと思います。13ページという少ないページ数なら、もっとネタを詰め込んで、キャラを動かしていったほうがいいと思います。絵は要猛練習。 |
内山良治 |
Bスペース |
細菌が地球を支配する世界。急激な身体変化を及ぼす細菌を宿す主人公が、その力で悪しき細菌を撲滅しようと戦う。 |
主人公ならではの特殊能力として、細菌を題材としたのは面白いと思います。ただ、この世界における細菌についての説明が大半を占めていて、実際のバトルやキャラクターのドラマ作りが浅くなってしまったのは残念。バトルをカッコ良く見せるには、画力もまだ不足しているという印象。 |
A926 |
ぷかり |
死んだ彼女が残した人形劇用のペンギン人形が、突如しゃべりだす。 |
人形は可愛く描けていたと思います。バカバカしさがありながらも、きちんと感動させる話も描けていました。ただ、画力はまだ不足していて、特に人物の表情や動きを描くときに、非常にぎこちない絵になっています。この作品はほぼ一人の人間しか出てきませんが、何人かの登場人物が出てきても、ちゃんと描き分けられるだけの能力を身につけてください。 |
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奨励賞 |
奨励賞 |
大高智 |
魔法学園物語 |
国立魔法学園に通うソウタ。明日は幻獣を呼び出す「方陣学」のテストだが、かつて大きな失敗をしたことがあるソウタは不安でいっぱいだった。 |
チームで危機を乗り越える気持ちよさ、という明確なテーマを持って描かれており、それをきちんと描ききっています。しかし、まだまだ画力は向上の余地があります。もっと恐ろしく見えるような幻獣のデザインや、もっと迫力のあるバトルシーンが描けるはず。背景などももっとていねいに描いてください。 |
オオタワビンソン |
メガイータータケル!! |
大食い日本一を決めるメガイートGP。竹乃内タケルは、大食い日本代表になるために父の遺志を受け継いでGPに出場する。 |
大食いバトルにも様々な工夫が施されており、「大食い」というテーマを面白く見せていると思います。主人公の熱血っぷりも気持ちよく、最後まで楽しく読みました。ただ残念なのは、見づらい作画で大分損をしているように思います。元々クセのある絵なのですが、それに加えて背景まで同じタッチでしっかりと描いてあるので、背景に人物が溶け込み見づらくなっています。人物の周りを白く抜くなど、画面を見やすくする工夫をしてみてください。 |
オオタワビンソン |
PROFESSIONAL KENDO プロケン! |
アマチュア剣道のチャンピオン・北斗は、プロの剣道「プロケン」の剣士猿田に、ノー場外有刺鉄線電流爆破1本勝負を挑む。 |
プロケンというアイデアや、過剰なビジュアルは面白かった反面、ストーリーの流れが単調なところがあるのは残念でした。見た目や試合環境を派手にするだけでなく、もっと人物のドラマや、バトルのアイディアがあれば、より面白い作品になったのではないでしょうか。絵もデフォルメされすぎていて、全体に子供っぽい印象になってしまっているのも、気になりました。 |
大西智貴 |
EVIL HEARTS |
悪魔を狩る謎の男“フーリガン”と彼を追う熱血捜査官とのアクション。 |
映画を感じさせる展開、スピード感あふれるアクション、意外性のあるドラマなど、最後まで一気に読ませる力がある作品です。ただ、絵柄があっさりしすぎで、この物語の軸となる悪魔に、恐ろしさや強さをあまり感じられませんでした。全体を通して、どこかで見たことがある印象が強く、作者ならではの個性が欲しいです。 |
大野輝 |
暴走族 お断り |
暴走族の総長を務める主人公。一目惚れした少女が不良嫌いと知り、自ら更生しようと奮闘する。 |
描きたいテーマが明確になっているのは良いのですが、それを伝えるためのストーリーに矛盾を感じました。ヒロインは不良少年たちが原因で両親を失ったのだから、そのトラウマを揺り動かすきっかけにも、相応のドラマが必要なのでは? 絵もまだまだ向上の余地があると思います。 |
大村和希 |
ダブルス |
幼馴染の中学生、カズとトモはダブルスの最強ペア。しかしふたりの間に少しずつ実力の溝ができはじめて……。 |
テニス漫画なのだから、もっとテニスを見てみたかったです。テニスシーンがあまり描かれていないので、結局のところふたりがどんなペアなのかがわかりません。もったいないです。コート外のキャラクターには魅力があっただけに残念です。 |
岡村誠 |
マリーにお願い! |
ボールみたいな姿にされた魔法使いが、女子高生の前に現れ、のろいを解いてくれというが……!? |
魔法、女子高生、おかしなマンマルキャラ。よくよくありがちな設定だけに、何か新しさがほしいところです。また、ストーリーがどこに向かって進んでいるのかわかりにくく、ただただ騒いでいるように思えました。見やすい絵柄は好印象なので、もっと磨いていってください。 |
小川単芝→ |
可鍛性救世主 |
世界一喧嘩が強い少年・鳥籠昇は、世界を滅ぼそうと企む恐怖の大王が送り込む、人造人間との戦いに巻き込まれる。 |
雰囲気と迫力が感じられるところはマルです。しかし全篇を通して、冗談を受け付けない重苦しい雰囲気が支配し、また主人公が人助けなどをするわけではないので、主人公を好きになるポイントが見えにくいのは課題点です。もっと隙を見せたり、善い事を行うなど、主人公を好きになれる工夫があるとよいのではないでしょうか。 |
荻沼竜太 |
プリン |
銀行強盗で大金を手に入れた4人の心理戦を描くサスペンスもの。 |
サスペンスっぽい始まり方なのですが、プリンを巡る争いから、通販でのウソ発見器購入など、読み手を惑わす作りは、好き嫌いが分かれそうです。ただ、最後のサスペンス部分は秀逸でした。絵柄は成長中とは思いますが、さらなる丁寧さと、正確さ、緻密さをお願いします。 |
荻沼竜太 |
ヒューリー |
大の字のポーズをしながら「ヒューリー」と叫ぶと死ぬ、という噂に少年が興味を持ち…。 |
あらすじで書いてある通りのショートストーリー。この手の作品はオチの意外性が全てなのですが、オチがありませんでした。また特徴的過ぎる絵柄も、もう少し少年漫画向けにした方がよいと思います。 |
荻沼竜太 |
宇宙人とおれ |
いきなり現れた宇宙人との奇妙な生活を描いた4コマギャグ。 |
いきなりやってきた宇宙人のキャラが弱く思えました。このままでは、「宇宙人」のところを「外国人」で置き換えてもあまり印象が変わらないでしょう。どんな宇宙人なのか、強気なのか弱気なのか、何を知っていて何を知らないのか。究極の異文化交流なのですから、うまくキャラをネタに生かしてほしかったと思います。 |
奥野のぶかつ |
空賊のトムキャット |
空賊稼業の主人公・トムキャットが狙ったのは、イカサマ師・バルガスの財産。宝のありかを賭けてコイントスをするも負けてしまい、子供サイズの小さな体になってしまう。 |
冒頭に登場したバルガスの存在意義がわかりません。イカサマ師をおいつめる物語かと思って読み始めると、空賊ハンター・ロゼスとの戦いに話がスライドしてしまい、困惑しました。物語構成が不安定で、おもいつきで展開させている印象があります。トムキャットが最後に繰り出す大技もあまりに唐突です。 |
和尚 |
Boys Be Ambitious |
人生に興味の無い万能中学生・伊集院薫が、マイペースな転校生に出会って自分を変えていく青春ストーリー。 |
主人公の気持ちを、一生懸命に追って描こうとしているのは好印象です。主人公が「ただのやる気の無い奴」なので、変わっていくことにあまり興味が持てないのが残念。やる気がなくてもむずむずした衝動を抱えていたり等、主人公自体に興味を持ってもらう工夫をしましょう。画力不足も大きな問題。コマ割の細かさとともに要猛練習です。 |
和尚 |
Boys Be Ambitious_AOI |
NBA選手になる夢を持つ主人公が、学校のバスケ部やストリートバスケで1on1対決を繰り広げる。 |
大きな夢を持ちながら挫折してしまった主人公を中心に、少年達のドラマを作ろうとする姿勢は良いと思います。ただ、肝心の試合シーンが不良同士の喧嘩の代用品にしか見えず、緊迫感を損なってしまったのが残念です。相棒の少年と主人公の交流だけに絞って、物語の焦点をわかりやすくするべきだったと思います。 |
小田切晶代 |
SLUMS TENDER |
スリで生計を立てているスラムの少年。偶然、テロ計画を企む科学者から盗みを働いたことで、騒動に巻き込まれる。 |
丁寧に組み立てられたストーリーで、すんなり読むことができました。ただ、主人公が印象的でなかったのは残念。「ココがカッコ良かった」と一言で言い表せるような、強い個性がほしかったです。 |
小田切星児 |
柔よく轟を |
まぐれで柔道部の主将を投げてしまった太陽。強引に柔道部に入れさせられ、イヤイヤ練習をさせられるうちに、勝利への欲望が芽生えてくる。 |
絵は丁寧だし見せ方も達者なのですが、登場人物の魅力に乏しく、印象の薄い作品になってしまいました。なぜ「主人公がまぐれでも柔道部の主将を投げられたのか」や「主人公の強さの下支えになるものは何か」など、気になる部分が幾つかあり、主人公に感情移入できなかったのも原因だと思います。 |
小田切星児 |
BLACK WING SCORPION |
病気の妹・サラを助けるため、少女・エアリィは自分の身体を機械化兵士「機甲兵」の実験台として提供することに決める。ところがそこに、黒服に身を包んだ「機甲兵」の青年が現れて……。 |
アイデアや、ストーリーは面白かったです。しかしメインのバトルシーンには、物足りなさが残りました。独自の武器や、仕掛け、どんでん返しなどを組み入れて、面白いバトルを描くように頑張ってみてください。 |
落合美夏 |
ステップアップ |
いじめられっ子の恵太は、学校の不良たちのボスだと噂される極田と知り合いになる。ところが彼は噂に反していい奴で…。 |
絵、ストーリーなど、基本は全てしっかりしています。が、それだけではやはり不十分です。ここからスタートして、キャラクターの魅力、決めシーンなどで、どれだけ独自の要素、面白さを乗せることができるかが勝負。次回作では、そうした要素に気を配って描いてみてください。 |
小畑省悟 |
樹登り猫 |
巨大な樹木でできている世界。その頂上には誰も見たことない宝があるという。猫のルデロは色々な人の助けを借りながら、世界の頂上を目指して樹木を登る。 |
独特の世界観は面白いものがありますが、イントロダクションでモノローグが多用され、入りづらくなっているのが惜しいです。ラストで宝らしきものが出てくるのですが、結局また樹木を登り続けなければなりません。宝とはなんだったのでしょうか? もしルデロが樹木を登る過程でできた友人や経験が宝なのであれば、それを読者に伝える演出をしなければなりません。読み切り作品の場合、謎にしっかりと決着をつけてあげないと、読後感の悪い作品になってしまいます。 |